虚ノ少女クリアしました。クリア時間は20時間です。
評価:A+(良作+)
※以下ネタバレ
目次
新主人公を迎えた2作目
本作は冬子失踪から続く続編で、主人公時坂玲人+新主人公真崎智之のダブル主人公体制となりました。
真崎がキーとなる過去編は、始めは非常に退屈なのですが、全く関わりのなかった現代編と交わり始めると一気に面白くなります。というか2つの時代が複雑に交差した結果の人物相関図は一見して理解できないほど複雑で、よくまとめきったなという感じです。
シリーズの特徴である本格推理は本作でも健在ですが、前作と比べると幾分かわかりやすかったです。これにより推理パートもスムーズに進められました。
あと、グラフィックと音楽は今作も最高峰です。
グロと鬱は抑えめに
1作目で印象深かったグロと鬱、猟奇性といった面は少しマイルドになりました。
代わりにクソ田舎の集落特有の陰鬱さ、閉塞感が加わり、これまた独特の世界観となっていました。
クソ田舎で繰り広げられる過去編は「雛」神、祟りだったりと、さながら冬版ひぐらしといったところでしょうか。
総評
2作目も非常に面白かったです。最初過去編をプレイしているときは正直投げたいほどつまらなかったのですが、張りまくった伏線を見事に回収していたので、2周目はスキップせずしっかり読み返すほど気に入りました。
ちなみに虚ノ少女の発売は2013年らしいです。私は最近カラノショウジョシリーズをプレイし始めたのですが、あのラストで7年も待たされるのはたまらないですね。ある意味、このタイミングでプレイできてよかったと思います。